第64回 温熱療法

投稿日:2020年1月13日

私は、仕事においても新しいことにチャレンジをすることが好きなので、2019年4月より「温熱療法」に取り組んでいます。

 

 

粒子線治療は局所に対しての治療なので、ほとんどの患者さんが転移のない局所の状態(すなわちStage1・2)でお見えになります。

彼らは基本的には元気です。

 

一方、温熱療法を受けられる患者さんは、局所治療後に再発転移をした人、Stage4の人がほとんどです。

 

読者の皆さんの中には、「Stage4」と聞くと、元気がなく、今にも倒れそうな患者さんを想像する方も多いことでしょう。

しかし実際は、本当にがん患者さんなのか疑うほど元気な患者さんがたくさんいらしゃいます。

 

この治療(温熱療法)に取り組み始めて、全身にがんがあるにも関わらず明るく元気な患者さん達と接していると、今までの常識とは違った不思議な気持ちになります。

 

温熱療法を受ける患者さんの中には、”画像的に” がんが消失する人もいます。このようなことを経験すると、本当に不思議な治療だと感じます。

 

 

まだまだ、経験が浅いので、偉そうなことは言えませんが、患者さんと医師を含めた医療関係者の協働作業が実感される医療で、楽しく、やりがいを感じています。

和顔愛語で患者さんと接する事で、元気を与えることができると信じて、これからも仕事を楽しみながら、幸せな医療を提供していきたいと思っています。

 

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