第40回 医師ががんになったら

投稿日:2019年1月28日

 これまで、兵庫でも指宿でも、粒子線治療を使って多くの医師のがん患者さんを治療してきました。

ここ、明和キャンサークリニックでも同じく、多くの医師を患者さんとして診ています。

 

 

医師が粒子線治療や高精度放射線治療を受ける理由は、次のようになります。

 

【早期がんの場合】

 

(1)がんになった医師は、一般の患者さんと比べ、医学研究や医療のことを良く知っており、手術以外の治療方法を検討することが容易。

 

(2)手術と他の治療法を検討して、体や仕事への負担度を知る。

 

(3)日常診療を続けたい医師や、リタイアをしてのんびりしたい医師は、体への負担の少ない粒子線治療や高精度放射線治療を選ぶ。

 

 

【進行がんの場合】

 

(1)一般の患者さんと比べ、病気・病状を良く理解できているので、進行したがん治療の困難さを知っている。

 

(2)集学的治療が必要な場合、それができる医療機関が限られるのも知っている。

 

 

このような点から、粒子線治療単独の施設である兵庫県立粒子線医療センターやメディポリス国際陽子線治療センターでは、医師の患者さんの多くが早期がん患者でした。

 

現在勤務している明和キャンサークリニックは、隣接する明和病院の外科や腫瘍内科と共に集学的治療が行えるので、進行がんになった医師の治療も行っています。

 

がん治療は、今後さらに進化していくと考えます。

 

医師以外の患者さんは、進化する医療を知る機会が医師と比べ少ないのが現状です。

自分ががんとなった場合、セカンドオピニオンの制度があるのを思い出しましょう。
自分がかかっている先生以外の、最新の医療を行っている医師に相談しましょう。

 

納得して治療を受けるのは、がん治療の大原則です。

 

私の元には、日本各地から毎月のように患者さんが相談に来られます。

どのようにがんと向き合い、どのように医療を受けるかをアドバイスしています。

 

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