第35回 変わっていくこと、変わらないこと
投稿日:2018年11月19日
10月初めに、京都で開催された日本放射線腫瘍学会に参加しました。
私も数年前に会長を務めた、会員数約4000人を擁する大きな学会です。
私が会長を務めた日のことは、以下の記事をご覧ください。
第19回 予期せぬ出会いと学術大会 (旧ブログ)
https://ameblo.jp/ptrc/entry-11098181293.html
第20回 若い力を引き出すビジョン (旧ブログ)
https://ameblo.jp/ptrc/entry-11104643850.html
学会前日には、会長招宴に招いていただき、過去の大会長歴任者と楽しい時間を過ごすことができました。
ここ数年、この学会では医師以外(診療放射線技師、医学物理士、看護師など)の発表が多く見られるようになりました。
医師以外からの視点で語られる研究・臨床発表、意見はとても勉強になります。
今回特に感銘を受けたのは、最近亡くなられた故JD Cox先生の奥様であるKomaki先生による追悼講演でした。
過去に本学会で逢うと、必ず両先生から声をかけて頂いていたので、とても寂しい気持ちで今回の学会を迎えたのですが、Komaki先生の講演を聞き、故JD Cox先生の生前の優しさを思い出し、温かい気持ちになりました。
学会最終日の土曜日の夜には、神戸大学医学部49年卒の同窓会が神戸であり、京都から神戸に急いで帰ってきました。
100数名のクラスの内、出席者は34名で、友人と私の2名で幹事をしました。
3時間の会で、30分経過した頃から、一人一人に近況を話していただきました。
私の予定では、一人2分として、34×2=68分で終わると計算していましたが、皆さん、しゃべる、しゃべる。
年齢が行き、しゃべることに慣れていることもあるのでしょうが、とにかく止まりません。
私が司会進行をしていたのですが、全員の近況報告が終わるのに120分以上を費やしました。
あっという間の3時間でしたが、皆さんに楽しんでいただけたようで嬉しく思いました。次回の同窓会は2年後です。
学会では色々な発表や講演を見て、日進月歩に技術や装置が変わっていくことを肌で感じました。
一方、学会でも同窓会でも、当時と変わらない古くからの友人達と元気に再会できることはとても嬉しく、当時の情景がまぶたに浮かびました。
変わっていくこと、変わらないこと、それぞれの良さを感じた週末でした。