第45回 がんから学ぶ

投稿日:2019年4月8日

風邪のような感染症は、発熱や咳で、病気になったと気がつきます。

自転車で転び、痛みが出たり、出血したりすると、怪我をしたことに気がつきます。

 

これらの病気や怪我は、早期に気がつくことで病院へ行き、適切な処置を受けて治すことができます。

 

 

一方、体の一部(組織)が変化して発症する病気、例えば、がんや膠原病は、早期に自覚しにくい病気です。

膠原病という難病を克服したノーマン・カズンズの体験記「笑いと治癒力」という本には、彼の闘病生活について次のように書かれています。

 

「難病治療には患者と医師の恊働作業が非常に重要であること」

「笑い や 愛 といったポジティブな感情が大切であること」

 

すなわち、体の一部が変化して発症する病気は、患者の「こころ」が大きく関与しており、「こころ」が関与して病気になるのであれば、「こころ」が関与して病気を治すことができるのではないかと考えているのです。

 

 

私も多くのがん患者さんを見て、同じようなことを感じています。

以下に私の願う「がん患者さんと、治療を行う医師の心構え」を記します。

 

(1)がんになっても、ポジティブな気持ちを持つ。

(2)医師から病気の説明をよく聞き、納得した治療を選択する。

(3)医師は「言葉」を大切にし、
   患者さんが病気に対して前向きにれる環境を整える。

(4)医師と患者の関係は、がんを治すための恊働作業者である。

 

 

新しい元号を前に、皆さんもこの心構えを再確認してくださいね。

 

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