第36回 初診でのチーム医療の説明
投稿日:2018年12月3日
がん治療は、チーム医療です。
いつもそのことを周りのスタッフに伝えています。
第9回 チーム医療
https://hishikawa-yoshio.com/blog/9_team_medical/
初診の患者さんには、当クリニックのチーム医療について、患者さんやご家族に次のように説明をしています。
1. 近年のがん治療は、チーム医療です。
2. 手術におけるチームは、麻酔をかけられた患者さんは手術台で寝ているので、手術台を取り囲む、外科医、麻酔科医、看護師のチームです。主に治す医療を施します。
3. 放射線治療もチーム医療です。患者さんは、麻酔をかけられていないので、治療に参加するメンバーです。医師、看護師、技師、事務などのチームメンバーは、「治す気持ち」で治療を行います。チームのメンバーとなった患者さんや家族は、「治る気持ち」でチーム医療に参加して下さい。チーム全員で良いチーム医療を実現するため、日々の変化については、チームの他のメンバー(看護師、医師)に伝えてください。
治療終了した患者さんから、「初診時にチーム医療の一員と言われたことで、治療終了まで頑張れました」と言われたことがあります。
この言葉を聞いて、がん患者さんは孤独にがん治療に向き合っていることを再認識し、
「チームのメンバーになっていただきます」と伝えた事で、孤独感がなくなったようです。
チーム医療の考え方は、「幸せな医療」にとって欠かすことできない考え方です。