第1回 ブログを再開します

投稿日:2017年8月7日

みなさん、お久しぶりです。
放射線治療科医の菱川良夫です。

私のFacebook等をご覧の方はご存知かとは思いますが、6月中旬より生活拠点が指宿から関西へと移り、7月から兵庫県西宮市の明和キャンサークリニックを手伝う事になりました。

新しい生活も落ち着き、約2ヶ月の充電期間を経て、ブログを再開します。
新しいブログの第1回目となる今回は、私の歩みと、これからの事をお話しします。

 

1974年、神戸大学医学部を卒業した私は、兵庫医科大学で研修を受け、放射線治療に専念するようになりました。
まさに日本人の死因の第1位が、脳血管疾患から悪性新生物(がん)へと変わろうとしていた時期と記憶しています。

体内にあるがんを外部から放射線を照射することで治す治療に、私はがん治療の未来を予感し、夢中になって治療と研究に取り組みました。

 

小線源腔内照射という治療法で、体の中に小さな放射線を出す線源を機械的に送り込み、がんを治療する装置を使ってきた事もあります。
主に子宮頸がん治療に使われてきた治療法なのですが、それを食道がんに応用し、多くの研究論文を書きました。
1990年にヨーロッパ放射線治療学会小線源治療賞をいただいたのは良い思い出です。

 

その後、陽子線治療と重粒子線治療が1つの装置で行える、世界初の粒子線治療装置を持つ兵庫県立粒子線医療センターの立ち上げに従事し、2001年に初代院長に就任。
約10年間、粒子線治療の臨床に関わりながら、粒子線治療そのものの普及活動に心血を注いできました。

 

2010年には指宿のメディポリス国際陽子線治療に異動し、陽子線治療の可能性を広げるための新たな試みを行ない、幾多の特許を取得し、研究結果を報告してきました。

 

そして2017年7月より、縁あって明和キャンサークリニックに赴任し、高精度放射線治療を行っています。

 

 

メディポリス国際陽子線治療センターでは、陽子線治療の適応患者さんのみを受け入れ、他の病院と連携してきましたが、今度は、陽子線治療が最も効果がありそうな患者さんの相談を受けた場合、紹介する立場にあります。

双方の立場を知る私だからこそ、多角的なアドバイスが可能ではないかと考え、以前と変わらず「幸せな医療の提供」を行っていきたいと考えています。

 

このブログでは、放射線治療の事や、治療を受ける際の考え方、患者さんと医師との関係が上手くいくようなアドバイスなどを綴って行くつもりです。

 

私も楽しみながら書きたいと思っておりますので、皆さんにも楽しんで読んでいただけると嬉しく思います。
それでは、新しく再開したブログも宜しくお願い致します。

 

明和キャンサークリニック
http://meiwa-hospital.com/clinic/

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